今年は6.0を買い替えた(05モデル6.3から)こともありテストはかなり早くこなすことができました。
8月4日 和田@千葉 5.0/GOYA&BH250(パワーレックスマスト)
風はガスティなサイドオフ、波はコシ~SETでムネくらい。
ダウンザラインができるコンディション、WAVE性能のテストに最適。
ダウンは指定値、アウトの調節でどこまで変わるかをテスト。指定値ではマークを3センチくらい超えてリーチが垂れる感じになりました。風を入れた瞬間、「軽い、でもフラフラする」。日頃から07はクリューにどっしりした感じがあってそれが高いオーバー性能に繋がっていたのかな?と思っていた。反面重い操作感となり波乗り中のセイルトリムの難しさの要因にもなっていた。08モデルはそのクリューの重さを無くしている、シマーのような感じだ。(そのトリムに慣れるのに若干時間がかかったが)ブローが入ると07モデルより浅いカーブなのに凄いパワー(20%増しくらいか)だ。でもそれが即走り出しに繋がらない、マストが柔らかいからか?07モデルと走らせ方が違うか?
次は波乗り。
07モデルだどっしりと落ち着いた(言い換えると、重い)クリューにおんぶされるようにボトムターンに
入るのだが08モデルでそうするとふらつく!ふらつく!
しかしトップに上がり始めると自然にクリューが開き始めその動きに合わせるだけでスムーズにトップターンの姿勢をとることができる。ボウルセクション(掘れたところ)に突っ込むときもクリューが軽いのでマスト手を引きつければイージーにクリューを上げることができるので波にクリューが食われることがない!⇒ガンガン突っ込めるボトムターン(ジャイブ)はマスト手のリードで体の外側の軸からプレッシャーをかけると安定した前傾姿勢が取れる。その効果でよりバーチカルにリップにいけるようになった。
走り出しについてはフットトリムで大きくベアさせるとベター、パンプしないでもプレーニング入ります。と、ここまで書くと最高!と思われるかもしれませんが課題も当然ありますよ。
それはアウトホール。7センチ引けるけど1センチ単位でセイルが激変(オーバー⇔アンダー)する。しかも程度がハンパではないのです。最初2センチ引いたらオーバーセイルだったのがスカスカになって・・・
要因がアウトかダウンかわかりませんがとりあえずダウンから変えてみます。
純正マストでのセッティングとの相違点?これはやってみないとわかりません。
8月13日 王子@岡山 6.0/GOYA(パワーレックスマスト)
風は大きくガスティ、海面はフラット。
6.3からチェンジした6.0の風域やパワー、使い心地をテスト。
前回の経験からダウンのセッティングはマークのMAXまでとしてみました。
結論から言うと今年は本当にダウンの引きすぎは禁物です、マークのMAXがベストのようです。インプレとしてはセイルが非常にしなやか(指定値の時よりも)に反応します。走り出しはやや下らせてやらないとダメですがリーチの動きとマストのサイドベンドが連動する感じがわかります。オーバーはアウトで調節します、1cm単位で大きくパワーが変化するのは相変わらずですので5mm単位での微調整が必要です、この部分は少し神経質かもしれません。カービング360など裏風を使うトリックはかなり違ったフィーリングになります。具体的に言うとかなり手幅を広げてバランスをとってやらないと板が風軸を越えて廻りきらないです。また使用感はWAVEセイルそのものでレイルトゥレイルなんかは非常にやりやすく、またその軽量感から250にも乗るかもしれないくらいです。
8月16日 K浜@静岡 6.0/GOYA(パワーレックスマスト)
ノンプレコンディション、波はコシ。
6.3だとセイルの重さからどうしても動きが重くなっていた(振る回数が少なくなる)が6.0だと5.5と同じくらいにフロント2発、バックサイド2発は振れました。微風域でのフィーリングは大差ないのでサイズが小さく、軽いほうがいいのは言うまでもありません。セッティングはダウンはマークのMAX。
アウトはテンションがかかるくらいのミニマム値(ブーム値で180マイナス3センチ)です。
今回のメインテーマの一つである6.0のアンダー性能は満足のいくレベルです。
あとはオーバーコンディションとスモールサイズの正確なセッティング、そして指定マストでの使用感ですね。
8月19日 白子@九十九里 6.0/GOYA(パワーレックスマスト)
完プレコンディション(アウトはチョイオーバー)、波はコシ~カタ。
セッティングはマークのMAX。オーバーセイル時のフィーリングを確認。
完プレ~オーバーでとセイルのフォイルを浅くした効果が風の流れが非常にスムーズでセイルの操作感も軽い。オーバーブローがくると07モデル以上に開こうとするクセがあるがこれはややクローズの時に感じた程度。アウトの調整はオーバー時でもやはり敏感で少しの調整でパワーが大きく変化することに変わりはありませんがダウンはマークのMAXで十分対応できました。マストもダウンを引かないせいか風に対する反応が非常に早くマストの性能をより引き出せるようです。
いかがでしょう。
現地集合してくれたみなさんもこんなこと感じながら乗ってたの?って思ってくれればいいかな?
ちょっと考えを変えたり、今のセッティングを疑ってみれば全く違う世界が見えたりしますよ。
ぜひお試しを・・・
セイルを張る=ただ単に指定値で張ること。自分やボードの特性・ゲレンデコンディションを考えていな いと思われる。
セイルをセッティングする=自分の好み(体重・ボード・ゲレンデコンディション)で指定値にこだわら ないセッティングをすること。
写真は白子(2枚目と3枚目)とK浜(1枚目)のものです。
撮影は白子はLanikaiと~ちゃん、K浜はハイテン師匠です。いつも撮影ありがとうございます。
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